コラム─ Column ─
2021.10.25

家の中でも日焼け止めは必要?

室内の日焼けについて

「今日は日中ずっと家の中で過ごすので日焼け止めは塗らない」と言う方がいますが、本当に日焼け止めは塗らなくても大丈夫なんでしょうか?答えはノーです。室内にも紫外線は入り込んで来ています。紫外線の事や、肌に与える影響を知り、肌に負担のかかりにくい日焼け止めの事を知りましょう。 

1.家の中にいても日焼け止めは必要なのでしょうか?

紫外線は 窓やガラスを通して、また壁や天井などに反射して家の中に入り込んで来て あなたの肌に影響を与えてしまいます。 
日中家の中で過ごすので大丈夫だと日焼け止めを塗らずに過ごしていると 気づかない内にシミやシワ、たるみ、毛穴開きの原因を作ってしまいます。
では あなたの気になる肌悩みの原因になる紫外線の事を知りましょう。 

2.紫外線が肌に与える影響とは?

紫外線「ultra violet」略して「UV」は、肌の悩みのシミやシワなどを作る肌にとっては最大の原因です。紫外線には長波長のUVA、中波長のUVB、短波長のUVCがありますが、短波長のUVCはオゾン層で吸収されます。しかし、現在オゾン層はフロンガスなどの破壊で皮膚ガンなどが非常に増えてきていると言われています。肌にとり特に害を及ぼすUVAは波長が長い為、皮膚の深部にまで到達し、大量に長く浴び続けると肌の弾力などを支えているコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワ、たるみ、毛穴の開きなどの原因となります。また、UVAは窓やガラスを通してあなたの肌へ影響を与えます。

UVBは(サンバーン)肌を赤く炎症させ、酷い時にはみずぶくれ、皮むけなどを起こさせ皮膚表面にダメージを与え、肌荒れや乾燥の原因にもなります。UVAもUVBも肌悩みにとって最大の原因となりますが、特にガラスを通すUVAは地表に降り注ぐ紫外線の内の9割を占めており
、冬でも夏の半分程度にしか減らず、曇りや雨の日でも晴れの日の2割〜6割は地表に届いています。

日焼け止め

3.日焼け止めのSPF、PAとは?

日焼け止めに表示されているSPFとは、サンプロテクションファクターの略です。肌に赤みや炎症を起こさせるUVBをカットする効果の指数を表示しています。日焼け止めを肌に塗って、紫外線にあたった時に20分間は肌が赤くならないように守る効果を1とし、2はその倍の40分続くと言うような目安になります。そしてSPF30ですと20分×30→600分(10時間)と言う目安になります。ただし紫外線で肌が赤くなる時間には個人差がありますので、目安として参考にする程度にしましょう。

PAとは UVAをカットする効果を表す目安です。PA+からPA++++ までの4段階の「+」マークで表示されています。日焼け止めを選ぶ時に数値や+が多ければ安心と言うわけではありません。朝に一度サッと塗ってそれきりと言う方も多いと思いますが、時間が経てば皮脂や汗で崩れてしまいますし、ムラにもなります。効果も時間と共に少しずつ落ちてきてしまいます。数値が低くてもこまめに付け直す方が効果的と言えます。 

4.肌に負担のかかりにくい日焼け止めについて

日焼け止めには肌表面で紫外線を吸収して化学反応を起こし、肌内部へ紫外線が入るのを防ぐ紫外線吸収剤を用いるタイプと、紫外線を散乱反射させる事で紫外線による肌ダメージを防ぐ、紫外線散乱剤を用いたタイプがあります。 

紫外線吸収剤はブロック効果は高いと言われていますが、紫外線を吸収する時に人によっては刺激を感じたり、赤み、痒みなどのアレルギー反応が起きてしまう事があります。紫外線散乱剤は肌への負担が少なく、敏感肌などのデリケートな肌の方にもおすすめです。また肌への刺激となる添加物の少ない物を選ぶ事も必要です。 

そして日焼け止めは肌への負担となるクレンジングが不要で、石鹸や洗顔料で落とせる物を選ぶと良いでしょう。また、日焼け止め以外に家の中に入る紫外線を防ぐ方法として、UVカット加工のあるカーテンやフィルムを使用するのも良いでしょう。

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