コラム─ Column ─
2021.10.28

酸化と糖化による細胞劣化が老化を引き起こす

酸化と糖化による肌へのダメージ

10円玉が酸素に触れることで輝きを失いサビたり、リンゴを長時間放置することで変色するように、人間の体も酸化します。酸化は免疫力の低下や肌トラブルとも深く関わっているため、酸化する原因と対策方法を知ることで、健康な体と美肌を手に入れることができます。また、糖分の摂り過ぎによる糖化も酸化同様、細胞劣化させる現象のため、気を付ける必要があります。

全ての肌ダメージは体内に生成される活性酵素

日常生活で日々体内で産生される活性酸素による酸化(体のサビ)。活性酸素の代表的な種類はスーパーオキシド、一重項酸素、ヒドロキシラジカルです。特に活性酸素の中で毒性が強いものはヒドロキシラジカルです。あらゆる要素が原因で活性酸素が過剰に増えると健康な細胞まで酸化させてしまいます。これが体内と肌のサビです。

活性酸素による酸化作用は肌にも体内にも影響を受けますが、少量であれば本来その高い酸化力で体内に入り込んだウイルスや細菌を除去したり、ガン細胞なども攻撃してくれる物質でもあり酵素の働きも促進させ体の細胞を守ってくれる作用もあります。しかし、過剰に増えると病気の引き金になったり皮膚のバリア機能低下による乾燥、肌荒れやシワやシミ、くすみなど老化に繋がります。

活性酸素の発生原因は日常で生じる酸化ストレスです。主に紫外線、放射線、大気汚染、タバコ、間違ったお肌のケア、激しい運動、精神的ストレスなどがあります。酸化ストレスによって発生した活性酸素が体内のあらゆる物質と反応し酸化ダメージが蓄積されてしまいます。

酸化と同様で糖化による体内細胞劣化

糖化は食事から過剰に摂った余分な糖質(ショートニング入りのパンやケーキ、クッキーなど麺類、白米、糖度の高いジャム類など)が体内のタンパク質と結びついて細胞劣化させる現象。アレルギーの発症にも繋がり強い毒性を持ち、老化スピードを早める物質です。

こちらもダメージが進むと肌のシワやシミ、くすみになって肌表面にも現れ、体内にも影響を受け細胞ダメージから来るあらゆる病気の引き金にもなります。糖化ストレスも肌のコラーゲンや水分量も減少。酸化と同じで皮膚が薄くなりハリも潤いも失われます。

糖質も生きるエネルギー源として大切な栄養素です。通常、食事で摂取された後インスリンの働きで素早く肝臓や筋肉に取り込まれますが、運動不足や過食、特に糖質の過剰摂取が続くと糖が体内に取り込まれなくなり高血糖が続きます。そうなると血液の糖は様々な体内のタンパク質と結合してAGEs(エイジス)という老化物質が生成されます。

AGEs(エイジス)、AGE(エイジ)とは
[advanced glycation end-products]のことを言い、ブドウ糖などの還元糖とアミノ基が反応した化合物の総称。老化に関与する物質として注目されています。この反応は糖化と言われていますが、体のあらゆるコラーゲンなど骨格タンパク質や酵素などのタンパク質がAGEsになると、様々な細胞ダメージを引き起こし糖化による体への影響で糖化ストレスを促進させてしまいます。やがて病気やお肌のトラブルへと繋がります。

抗酸化力を上げる

抗酸化力を上げるために食事はとても大切です。ビタミン類の野菜や紫芋、果物、ナッツ類、酵素を作る肉や魚、大豆類、食事で栄養が補えない場合は補助としてサプリメントを取り入れるのも一つの手です。

抗酸化防御にはスーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどの体内での抗酸化酵素と抗酸化ビタミン、βカロチン、ポリフェノール、カテキンなどの抗酸化物質は通常の食事にも多く含まれています。ビタミンEはβカロチンの酸化を防ぎ、ビタミンCはビタミンEの酸化を防いでくれる効果、抗酸化物質同士も互いに働き、効果的に体の酸化を防いでいます。

酸化ストレスを予防する生活とは、通常体内では活性酸素の生成と抗酸化防御のバランスが取れていますが、活性酸素が過剰に多くなると抗酸化防御のバランスが崩れ酸化ストレスとなり、遺伝子を傷つけ劣化し様々な病気を誘発します。

先程述べた酸化ストレスですが、原因は紫外線、放射線、大気汚染、タバコ、間違ったお肌のケア、酸化薬剤、ジャンクフードや加工食品に偏った食事、日常の精神的ストレスまた過度な激しい運動も心臓に負担がかかり活性酸素の生成を促し体内や肌への酸化がすすみます。

日ごろからバランスの取れた食事、
難しい時はサプリメントなど補助食品も取り入れ、適度な有酸素運動を心がけ過度な運動よりも有酸素運動と十分な睡眠によって抗酸化防御を良好に保つことが酸化ストレスの防止に繋がり、それが健康な体と健康なお肌を作る上で必要になります。
それに伴いお肌を酸化させないスキンケアを選ぶのもとても重要です。

紫外線が原因の活性酸素からお肌を守る

まずは食事で糖化による酸化を促す糖質の過剰摂取を控えるのと、酸化させないお肌のケアを考えるようにしましょう。日常の紫外線対策に加え、活性酸素を大量に増やす紫外線は、約80%は老化の原因として言われてます。その良くないと言われる紫外線も、骨格の健康を維持するために、適度に日光を浴びることも必要と言われてます。

紫外線を浴びることで体内でビタミンDが生成され、ビタミンDは食事からカルシウムの吸収を助け骨の健康を維持します。骨粗しょう症を防ぐのにもビタミンDは大切な栄養素の一つです。それらも踏まえ、紫外線対策をします。手のひらを太陽にあてるだけでも適度な紫外線量でビタミンDが生成されるので、それ以外で肌の見える部分は、きっちり紫外線ガードをし、日焼け対策をします。

お肌を酸化させないスキンケア

肌に良くないと言われる防腐剤、石油系界面活性剤(乳化剤)、合成ポリマー、酸化防止剤、酸化しやすいオイルなどが入ったスキンケア化粧品を使用しないようにすることも、簡単にできることの1つです。特に石油系界面活性剤や植物性界面活性剤でも成分内容によっては肌バリアを溶かして浸透させたり細胞が傷ついたりします。

界面活性剤は界面の物質同士に働きかけ、性質を変化させる物質になります。水にも油にも溶ける性質を持っている特殊な成分で、その特長を生かして水溶性成分と油溶性成分を混合し乳化剤として配合し、乳液やクリームなどを作ることができます。油汚れを落とす洗浄剤としても多く使われています。界面活性剤の中には洗浄力が強いだけでなく、敏感肌の方は特に肌へのダメージに繋がります。

一般的な化粧品は防腐剤、乳液やクリーム、とろみのあるポリマーや乳化剤の入った美容液も界面活性剤が入っており、肌バリアを守るどころか刺激を受け細胞が傷つき、水分を蓄える機能が衰えお肌のターンオーバーサイクルが乱れます。そして、コラーゲンやエラスチンなど細胞再生に影響を与えます。

美肌菌が育って善玉菌が増えると、バリア機能が高まり本来持っている各層のセラミドを増やす力、水分保持力、コラーゲンやエラスチンの細胞再生に繋がります。肌表面から有効成分を補うのではなく、phコントロールで美肌菌を育て、水分保持力を上げ肌内部の細胞から、素肌を健康的にハリのあるなめらかな状態に修復します。

お肌に不要な化学物質を一切入れずに、本来持っている肌機能を取り戻し水分保持力を上げ健康的なお肌に戻していきます。肌表面だけでなく体の中から細胞を酸化させない食事と紫外線対策、ストレス対策、適度な有酸素運動、お肌を健康的に戻すための真のスキンケアを考える意識していく。

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