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【専門家監修】ニキビ跡の赤みを消す方法は?対策方法も併せてご紹介

「ニキビは落ち着いたのに赤みやクレーターのような凸凹が消えない」
「薬を塗っていたのにニキビ跡が残ってしまった」
「ニキビ跡ってどうしてできるの?」
ニキビは身近な肌の悩みの1つです。ニキビの後、ニキビ跡がなかなか消えずに残ってしまい悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、ニキビ跡の種類やニキビ跡を消す方法などについて解説しています。記事を読むことで、ニキビ跡ができる原因やニキビ跡の種類、またそれに適した治療法などを知ることができるでしょう。

 

また、ニキビ跡を作らないためにはニキビを作らないよう対策することも必要です。簡単に行えるニキビ対策についても解説しているため、日常生活に取り入れてみてください。

ニキビ跡ができる原因

ニキビによって炎症が繰り返されることがニキビ跡ができる原因です。毛穴で炎症が起こるとニキビ菌と戦う白血球を運ぶため血管が増えて赤くなります。

 

そして毛穴でニキビ菌と白血球が戦うことでコラーゲンが破壊され、肌にへこみができてしまったり、破壊された組織を修復するためコラーゲンが過剰に生成されてコラーゲンの塊ができてしまったりするのです。

 

また、炎症が起こることでメラニン色素の生成が増えるため、炎症を繰り返すうちに徐々にニキビが茶色くなって跡が残ってしまいます。

 

出典:ニキビ跡を改善する方法ってあるの?|川崎たにぐち皮膚科
参照:https://k-derm.net/2021/05/19/2124

ニキビ跡の4つの種類

ニキビ跡には赤みがあるものやクレータータイプのもの、肥厚性瘢痕、色素沈着などさまざまなタイプがあります。

 

ここでは、これらのニキビ跡についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

1:赤み

ニキビ跡の赤みはニキビが落ち着いて6カ月以内の場合は、炎症が残っている状態と言えます。

 

6カ月が経ってもニキビ跡の赤みが消えずに残っている場合には、ニキビによってダメージを受けた肌の表面が薄くなり、赤く見えている状態です。

 

出典:ニキビ・ニキビ跡の種類|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/service/acne/type/#sec02

2:クレーター

ニキビの状態が悪くなり化膿すると、ニキビによるダメージが真皮にまで達して真皮を破壊してしまうことがあります。

 

破壊された真皮のうち、修復されたところと修復できなかったところで凸凹のクレーターとなりますが、このようになると肌を元の状態に戻すのが難しいです。

 

また、ニキビを力を込めて絞ったり、爪などでニキビをつぶしたりした場合にもクレーターのようなニキビ跡ができる可能性があります。

 

出典:ニキビ・ニキビ跡の種類|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/service/acne/type/#sec02

3:肥厚性瘢痕

ニキビによる化膿が皮膚の深部にまで達した場合、皮膚を再生させる際に異常が起こり、しこりのような跡が残る場合があります。

 

これはニキビの炎症が治まり、壊れた真皮を再生する際に線維芽細胞が細胞を過剰に生成することが原因です。

 

出典:ニキビ・ニキビ跡の種類|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/service/acne/type/#sec02

4:色素沈着

ニキビ跡が茶色く色素沈着を起こす場合もあります。これにはメラニンが関係しており、赤みのあるニキビを長期間放置することで茶色のニキビ跡に変化していきます。

 

そして6カ月以上経過するとメラニンにより茶色いシミのような色素沈着になってしまうのです。

 

出典:ニキビ・ニキビ跡の種類|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/service/acne/type/#sec02

ニキビ跡の赤みを消す方法

ニキビ跡の赤みを消す方法には外用薬を用いるのが一般的ですが、必要に応じて内服薬が処方される場合もあります。

 

外用薬、内用薬ともに種類によって保険適用の場合とそうでない場合があるため、診察時に確認しておきましょう。

赤みや色素沈着をともなうタイプに有効な治療

赤みや色素沈着をともなうタイプのニキビ跡を消す方法には、外用薬による治療のほか、美容皮膚科での治療などがあります。

 

ここでは、赤みや色素沈着をともなうタイプに有効な治療方法について詳しく見ていきましょう。

外用薬による治療

赤みや色素沈着をともなうタイプのニキビ跡を消す方法として一般的なのが、外用薬による治療です。

 

保湿効果や血行促進効果、抗炎症効果があるヘパリン類似物のほか、美白効果のあるハイドロキノンなどが使用されます。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、専用の薬剤を塗布し、皮膚のターンオーバーを促進する方法です。皮膚のターンオーバーにより古い角質が取り除かれるため、ニキビ跡の赤みや色素沈着を改善する効果が期待できます。

 

また、ケミカルピーリングは古い角質を除去することで、くすみやごわつきの原因を取り除くことができるため、さまざまな肌トラブルの改善にも有効です。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

イオン導入

イオン導入では専用の機器を使用し、美容液をイオン化して肌の内部に浸透させます。ほかの治療法と併せて行うことができ、上述したケミカルピーリングの後に行えば、美容液の浸透率をより高めることができるでしょう。

 

使用される美容液にはさまざまな種類のものがあるため、どのような種類があるのか知っておくと良いでしょう。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

エレクトロポレーション

美容液を使ったニキビ跡の赤みを消す方法には、上述したイオン導入のほかにエレクトロポレーションという方法もあります。

 

エレクトロポレーションでは、専用の機器を使用して肌に弱い電流を流し、皮膚に一時的に小さな穴を開けて美容液を浸透させます。美容液の浸透率が高く、近年注目を集めている方法です。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

光治療

光治療は光を皮膚に照射することで、ニキビ跡の赤みや色素沈着を薄くするというものです。光治療では顔全体に広く照射し、皮膚の浅い部分に働きかけてニキビ跡の赤みや色素沈着を薄くします。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

レーザー治療

レーザー治療では、レーザーを皮膚に照射することでニキビ跡の赤みや色素沈着を薄くします。

 

光治療が皮膚の浅い部分に照射するのに対し、レーザー治療は皮膚の深い部分に照射することが可能です。そのため、赤みや色素沈着を起こしている部分に的確に働きかけることができます。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

クレータータイプに有効な治療

先述したようにクレータータイプのニキビ跡は毛穴の構造が変化しているため、肌の状態を元に戻すのが難しいと言われてきました。しかし、近年では医療の進歩によりクレータータイプのニキビ跡にも有効な治療法があります。

 

ここからは、クレータータイプのニキビ跡に有効な治療について見ていきましょう。

CO2フラクショナルレーザー

CO2フラクショナルレーザーは、レーザーを肌に照射して小さな穴をたくさん開けることで皮膚の再生を促進します。

 

これまで難しいと言われてきたクレータータイプのニキビ跡を改善する効果が期待できますが、効果を実感するためには治療を重ねる必要があるでしょう。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

ダーマペン4

ダーマペン4は肌の真皮層まで極細の針を刺して小さな穴を開け、自己治癒力を利用して皮膚の再生を図るという方法です。

 

CO2フラクショナルレーザーと同様に一度の治療では効果を実感することは難しく、複数回の治療が必要になります。

 

出典:ニキビ痕(ニキビ跡)の赤みは消すには?諦めずに皮膚科に相談を|日比谷ヒフ科クリニック
参照:https://www.hibiya-skin.com/column/202010_02.html

簡単に行えるニキビ対策

ニキビ跡で悩まないためには、ニキビを作らないよう対策をすることが大切です。

 

ここからは、簡単に行えるニキビ対策をご紹介します。誰でも簡単に行える方法ばかりなので、是非実践してみてください。

スキンケアをする

ニキビを予防するためには毎日丁寧なスキンケアを行うことが大切です。洗顔は1日2回洗顔料をよく泡立てて、ゴシゴシ擦らないよう気を付けながらやさしく洗います。すすぎ残しがないようぬるま湯でしっかりすすぎ、肌を擦らずタオルで水分を拭き取りましょう。

 

肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下してしまうため、洗顔後はしっかりと保湿するようにしてください。

 

出典:ニキビ跡をきれいに消す方法とは|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/acne/139073/#toc-2

運動を行う

ストレスでホルモンバランスが乱れるとニキビができやすくなります。そのため運動を行ってストレスが溜まらないようにしましょう。

 

運動することでストレス解消になるだけでなく、血行促進や肌の新陳代謝も促されるため、ニキビができにくくなります。

 

運動すると汗をかくため、運動後は顔を洗うようにしましょう。日常生活の中でウォーキングを意識的に取り入れるなど、運動する習慣を身に付けましょう。

 

出典:ニキビの原因|池袋フェミークリニック
参照:https://www.femmy-ikebukuro.com/acne/cause/

食事をとる

バランスの良い食事もニキビ対策に有効です。脂っこいものや甘いもの、炭水化物の食べ過ぎはニキビの原因となるため気を付けましょう。

 

また、ビタミンはニキビ対策に欠かせないため、ビタミンを含む食材を摂るよう心がけるのがおすすめです。

 

とくにレバーや納豆に含まれるビタミンBはニキビ予防に効果があるため、意識して摂るようにしましょう。

 

出典:ニキビ跡をきれいに消す方法とは|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/acne/139073/#toc-2

睡眠を十分にとる

不規則な生活リズムや睡眠不足は肌の再生機能を低下させ、毛穴が詰まる原因となってニキビができやすくなります。そのため睡眠を十分にとり、規則正しい生活をすることが大切です。

 

肌の再生を促進する成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、少なくても6~7時間は睡眠をとるようにしましょう。

 

とくに肌のターンオーバーが活発になる22時~午前2時の間に十分な睡眠がとれるよう心がけるのがポイントです。

 

出典:ニキビの原因|池袋フェミークリニック
参照:https://www.femmy-ikebukuro.com/acne/cause/

種類にあった治療方法でニキビ跡を治そう

ニキビ跡の種類やその治療法についてご紹介しました。ニキビ跡はその種類によって適した治療法が異なります。

 

ご紹介した内容を参考に、ニキビ跡の種類やそれに適した治療法を知り、種類にあった治療法でニキビ跡を治しましょう。

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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