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【専門家監修】毛穴が詰まりやすい肌質や原因とは?改善のポイントを解説

「肌がざらついている感じがして鏡を見たら、毛穴にブツブツしたものが詰まっていた」
「鼻の毛穴が黒ずんで、目立ってしまった」
「毛穴詰まりを改善する方法が知りたい」
など、毛穴の詰まりや黒ずみなどで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、毛穴が詰まる原因や毛穴が詰まりやすい肌質について説明するとともに、毛穴詰まりを改善するために気を付けたいポイントについて紹介しています。

 

スキンケアの方法にはさまざまなものがありますが、その中には毛穴詰まり対策としてはNGなものもあります。この記事を読むことで正しい毛穴ケアの方法を把握できるため、間違った知識による毛穴詰まりの悪化を防ぐことができるでしょう。

 

毛穴のトラブルでお悩みの方や、スキンケアをしっかりしているはずなのになかなか改善しないという方は、是非この記事をチェックしてみてください。

毛穴詰まりを引き起こす主な原因とは?

毛穴詰まりの主な原因は、毛穴から分泌される皮脂と古い角質などが混ざってできる角栓です。放っておくと酸化して黒くなったり、ニキビの原因になったりします。

 

角栓ができる要因にはさまざまなものがありますが、ここでは、その中から3つの要因について説明します。

肌のターンオーバーが乱れているため

肌の細胞は常に生成されており、分裂を繰り返しつつ押し上げられていきます。肌の表面に到達すると、水分を保持したり皮膚を刺激から守ったりする役割を持つ角質となり、最後は垢として剥がれ落ちます。このサイクルを「ターンオーバー」と言います。

 

ターンオーバーのスピードが早くなりすぎると、まだ角質として未成熟な細胞が肌の表面に押し上げられることになります。未成熟な角質は垢としてはがれ落ちにくいため、角栓となり毛穴詰まりを起こしやすくなります。

 

ターンオーバーは加齢や肌の乾燥、睡眠不足やストレスといった要因で乱れやすくなるため、普段から十分なスキンケアと共に規則正しい生活を心がけましょう。

メイクの汚れが残っているため

角質は皮脂だけでなく、メイクの汚れなどと混ざり合うことでも角栓に変化します。

 

日々の洗顔やクレンジングをおろそかにしていたり、そのつもりがなくてもメイクを落とし切れていなかったりすると、毛穴詰まりを引き起こしやすくなります。

 

特に、汗などで落ちにくいウォータープルーフタイプの化粧品や日焼け止めは肌に残りやすいため注意が必要です。

皮脂が過剰に分泌されるため

皮脂の分泌量には個人差がありますが、分泌量が多いほど毛穴詰まりが起きやすい傾向があります。

 

糖質や脂質を摂りすぎたり、ホルモンバランスが乱れたりすると皮脂の分泌量が増えるため、食生活など生活習慣には注意しましょう。

 

また、洗顔のしすぎも皮脂の過剰分泌を引き起こす原因の1つです。皮脂不足は肌の乾燥につながるため、皮脂が過剰に洗い流されると、肌は乾燥を防ぐために皮脂の分泌量を増やします。そのため、過剰な洗顔はかえって皮脂の分泌量を増やすことになるのです。

毛穴が詰まりやすい肌質って?

皮脂の多い脂性肌の人や乾燥肌の人は角栓ができやすく、毛穴詰まりが起きやすいと言えます。

 

先述のとおり、角栓は角質と皮脂が混ざり合って出来るため、脂性肌の人は皮脂が毛穴に溜まりやすく、角栓が繰り返しできやすい状態です。

 

また、乾燥肌の人は皮膚が硬く毛穴周りの柔軟性も乏しいため、ターンオーバーで剥がれ落ちた角質や余分な皮脂が毛穴の出口を塞ぎ、毛穴が詰まりやすい状態になっています。

毛穴詰まりを改善する毛穴ケアのポイント

毛穴詰まりの主な原因については上述のとおりですが、毛穴詰まりに悩まされないためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。

 

ここからは、毛穴詰まりを改善する毛穴ケアについて、以下の3つのポイントに分けて紹介します。

  • 生活習慣を見直す
  • 正しい洗顔方法を実践する
  • しっかりと保湿する

生活習慣を見直す

生活習慣の乱れは、肌にさまざまな影響を与えます。偏った食生活や睡眠不足、ストレスなどは過剰な皮脂分必の要因となるので、普段から規則正しい生活を意識しましょう。

 

食生活では、動物性脂肪分の多い食事や油分の多いジャンクフード、糖分の多いスイーツやアルコールなどの過剰摂取は、皮脂の分泌を活発にします。ご飯などの穀類や肉・魚、野菜・果物、乳製品、豆類など、さまざまな食べ物をバランスよく摂ることが大切です。

 

睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあります。過剰な皮脂は角栓だけでなく、ニキビなどの肌トラブルの原因となるため、1日に6~7時間程度の睡眠をしっかり取りましょう。

 

また、ストレスもホルモンバランスを乱れさせる一因です。毎日湯船につかるなど、1日の中でリラックスできる時間を作り、ストレス対策に努めましょう。

正しい洗顔方法を実践する

毛穴ケアにおいて洗顔は大切です。しかし、洗顔の方法を間違っていたり、洗顔をしすぎたりすると肌にダメージを与え、皮脂の過剰分泌や乾燥などさまざまな肌トラブルの原因になってしまいます。正しい方法で、適度な洗顔を心がけましょう。

 

まず、しっかりと手を洗った後、36℃前後のぬるま湯で、洗顔料を使わずに顔を洗います。これだけでも汚れの7割程度が落ちるとされています。

 

次に、洗顔料をネットなどを使ってきめ細かく泡立てたら、Tゾーン(額から鼻筋にかけての、皮脂分泌が多い箇所)から優しく洗っていきましょう。この時、肌を擦らず、泡を肌に滑らせ撫でるように洗うのがポイントです。

 

顔全体を40秒ほどかけて洗ったら、36℃前後のぬるま湯で20回以上、泡が残らないよう入念にすすぎます。すすいだ後は、清潔なタオルで顔を優しく抑えるように水分をとり、すぐに保湿しましょう。

 

なお、角栓は皮脂の塊と思われがちですが、実は7割がタンパク質(古い角質)です。そのため、ホットタオルやオイルで溶かし出すというケア方法は、角栓詰まり対策としては効果的ではありません。

しっかりと保湿する

化粧水などで肌を十分に保湿することも、毛穴ケアでは大切です。べたつくのが嫌だからと保湿を控えめにすると、肌が乾燥して、皮脂の過剰分泌や毛穴が開く原因となるため注意しましょう。

 

また、肌の保湿ではセラミドが重要な役割を持ちます。セラミドとは角質層内にある細胞間脂質のことで、水分を抱え込んでみずみずしい肌を保つ働きがあります。

 

肌が乾燥していると感じている方は、セラミドを安定させる高濃度水素イオン水を配合したWASSER(バッサ)の美容液など、セラミドケアができる保湿剤を使ってみましょう。

毛穴詰まりへのNGなスキンケア

毛穴詰まり対策としてのスキンケアでは、肌に過度な負担をかけないようにしましょう。

 

特に、角栓を指などで押し出すのは厳禁です。毛穴周りに炎症が起こり、角質が厚くなるため角栓ができやすくなるという悪循環をもたらします。洗顔の際にゴシゴシこすったり、スクラブ料などを使って洗顔したりするのも同じ理由でNGです。

 

1日に何度も洗顔したり、長時間かけて洗顔したりすることも、肌や毛穴にダメージを与える要因になります。皮脂を落とし過ぎ、かえって皮脂の分泌を促すことにもなるため控えましょう。洗顔は先述した通りの方法で、1日2回が理想です。

 

また、毛穴の引き締めを狙って冷水で洗顔すると、皮脂や汚れを落とし切ることができません。洗顔の際は、ぬるま湯を使いましょう。

毛穴が詰まりやすい肌質や原因と改善方法について知ろう

毛穴詰まりの原因には、肌のターンオーバーの乱れや、メイク汚れの残り、皮脂の過剰分泌などがあります。また、乾燥肌や脂性肌といった肌質の人は角栓ができやすく、毛穴も詰まりやすくなるため注意が必要です。

 

毛穴詰まりの改善には、生活習慣の見直しや正しい洗顔、肌をしっかり保湿することが大切です。毛穴詰まりの原因と対策方法を正しく知り、毛穴トラブルのないきれいな肌を目指しましょう。

 

正常なターンオーバーをサポートする美容液なら、WASSER(バッサ)がおすすめ!

監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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