【専門家監修】鼻のかみすぎによって肌荒れが起きたらどうしたらいい?対処法を紹介
「鼻の肌荒れがひどい!」
「肌荒れは鼻のかみすぎのせい?」
このように鼻のかみすぎによる肌トラブルに悩まされている方もいるでしょう。
本記事では鼻のかみすぎによる肌荒れの原因や起きやすい肌トラブルに併せて、鼻のかみすぎによる肌荒れへの対処法について解説します。
この記事を読むことで鼻まわりの肌トラブルの解決方法や、鼻をかむときに気をつけるポイントについて知ることができるでしょう。花粉症が発生する季節になると肌荒れに悩まされている方にとっても、解決できる内容が含まれています。
花粉症などで鼻のかみすぎによる肌トラブルに悩まされている方、鼻まわりの炎症やニキビなどに悩んでいる方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
鼻のかみすぎによる肌荒れはどうして起こるの?
鼻のかみすぎにより、肌荒れを起こしたことがある方も少なくないでしょう。この肌荒れは鼻をかむときに、肌とティッシュが擦れてしまうことによる摩擦が原因です。
鼻水が出やすい時期になると鼻をかむ回数が増えるため、肌トラブルも発生しやすくなります。鼻をかむことが原因の肌トラブルを防ぐためには、できる限り摩擦を軽減することや早めのケアをすることが大切です。
鼻のかみすぎで起こりがちな肌トラブル
鼻のかみすぎにより発生してしまうトラブルはいくつかあります。主に起きやすいトラブルはニキビや炎症です。なぜ鼻のかみすぎにより、ニキビや炎症ができてしまうのでしょうか。
まずは理由を解説します。鼻のかみすぎによる肌トラブルの原因を知ることで、対処方法も見つけやすくなるでしょう。
ニキビができる
鼻をかみすぎてしまうと、ニキビはできやすくなります。肌の乾燥や摩擦により、皮脂や水分が奪われてしまい起こってしまうことなどが原因です。
鼻は他のパーツと比べても毛穴が深くなっているため、皮脂が溜まりやすくなります。皮脂が過度に奪われてしまうこと、皮脂が溜まってしまうこと、どちらもニキビができやすい環境です。
鼻をよく触る人も同じ理由でニキビができやすくなるため、注意しましょう。
出典:鼻にできるニキビの原因と対策について|アクネクリニック
参照:https://www.nikibic.net/first/cause/article03/
炎症が起きる
鼻のかみすぎにより、炎症が起きてしまうこともあります。見た目には異変がなくても、化粧水などを塗ったときヒリヒリしてしまいスキンケアやメイクのときにストレスとなってしまう方もいるでしょう。
炎症している肌は外部からの刺激を受けやすい状態です。鼻のかみすぎは皮膚だけではなく、粘膜に炎症を起こし傷みを感じる場合があります。
出典:鼻が痛い 原因と治療法|宮永ENTクリニック
参照:https://www.miyanaga-ent.com/nose_pain/
鼻のかみすぎによる肌荒れへの対処法
続いて鼻のかみすぎによる肌荒れに悩まされているときの対処法について紹介します。予防することが大切なので、鼻をかむ機会が多い方は肌荒れが起きていなくても次に紹介する対処法を取り入れてみましょう。
少しの意識や習慣でできることなので、ぜひ参考にしてみてください。肌荒れを起こしてしまい、なかなか治らない場合には早めに医師に相談して対処することも大切です。
鼻をかむ前とかんだ後にしっかりと保湿する
鼻のかみすぎによる肌荒れはティッシュによる摩擦や乾燥が原因ということを前述しました。ティッシュによる摩擦や乾燥のダメージを少しでも軽くできるように、鼻をかむ前とかんだ後にしっかりと保湿しましょう。
鼻の下や小鼻など、摩擦が生じやすい場所に保湿剤を厚めに塗るのがおすすめです。少し手間はかかってしまいますが、効果は期待できるでしょう。
こすらないように優しく鼻をかむ
鼻のかみ方を意識するだけでも、肌荒れの対処法に繋がります。鼻の周りの鼻水をしっかりと拭き取るのは大切ですが、力を入れてしまうと肌荒れしやすくなるため注意が必要です。鼻をかむとき、拭き取るときにはこすらないように優しく行いましょう。
鼻に負担がかからないようにするために、優しくかむのもポイントです。力を入れすぎずに、少しずつ確実にかみましょう。鼻の下が乾燥していて気になっても、舌でなめたり指で触ったりすると肌荒れの原因となってしまうので避けてください。
保湿系のティッシュを使用する
鼻をかむ機会が増えてきたときには、使用するティッシュにも気を遣いましょう。柔らかい肌触りの保湿系ティッシュがおすすめです。一般的なティッシュに比べて価格は少し高くなりますが、肌への摩擦は軽減できます。
1年中保湿系ティッシュを購入するのは抵抗があるという方は、鼻をかむ機会が増えてくる時期だけでも変えてみてはいかがでしょうか。
花粉症が疑われる場合や鼻水が長引く場合は早めに医療機関を受診しよう
鼻のかみすぎによる肌荒れに悩んでいる方は、鼻水自体を止めるための対処をすることも大切です。鼻水が出る理由を知り、治療することで鼻をかむ回数は減ります。鼻をかむ回数が減れば、肌荒れも起きづらくなるでしょう。
鼻水が出る理由は花粉症や風邪など様々です。理由により対処方法は変わってくるため、早めに医療機関へ受診しましょう。
鼻のかみすぎによる肌荒れに対処しよう
鼻のかみすぎによる肌荒れは、摩擦や乾燥を防ぐことで対処できます。放置して悪化してしまう前に、早めに対処してケアしていきましょう。
本記事で紹介したように、保湿剤を塗ったり使用するティッシュに気を遣ったりすることで対処できます。また鼻水が止まらないときには、医療機関に受診し原因を知ることも大切です。
原因を知り対処し、鼻のかみすぎによる肌荒れを防ぎましょう。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。