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【専門家監修】合成ポリマーとは?肌に及ぼす影響や見分ける方法もあわせて解説

「合成ポリマーってどうやってうるおいを与えてくれるの?」
「合成ポリマーは肌に悪いと聞くけどどうして?」
「水溶性合成ポリマーとの違いは?」
肌をしっとりとさせるために入っている合成ポリマーについて詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、合成ポリマーが肌に及ぼす影響にどういったものがあるのか、その仕組みやどういった製品に使われているのかなどについて紹介しています。

 

合成ポリマーの影響を知ることで、肌トラブルを避けることができるようになります。また、合成ポリマーと似た水溶性合成ポリマーとの違いを知れば、どういったものが自分の肌に合うものなのかを選べるようになるでしょう。

 

敏感肌や乾燥肌を持っている場合は、特に成分表示を確認して、気を付けるようにしましょう。

合成ポリマーとは?

合成ポリマーとは、高分子の合成物質のことで合成樹脂や合成オイルなどのことを指します。

 

合成ポリマー自体に毒性はありませんが、肌の表面を食品用ラップやビニールで覆った状態になるため、皮脂がうまく分泌できなくなり、徐々に乾燥肌になってしまう可能性があります。

 

さらに、石油系の界面活性剤の働きを助長させてしまうため、肌のバリア機能を壊してしまい、肌の劣化が進んでしまうと言われています。

合成ポリマーが化粧品に使われている理由

合成ポリマーが含まれている化粧品を使うとつるつる、しっとりとした肌触りになります。合成ポリマーが食品用ラップのように肌の表面を覆っているからです。

 

ジェル状の化粧品などに含まれていることが多く、すぐに効果を実感できることから、最近では合成ポリマーが含まれている化粧品も増えています。

 

また合成ポリマーは安価で使用できるため、化粧品の価格を抑えることができるのも魅力の1つでしょう。

合成ポリマーが肌に及ぼす影響

化粧品に合成ポリマーが含まれているものを使うと、その働きによりインナードライや乾燥肌を引き起こしてしまうことがあります。

 

一見、つるつる、しっとりとした肌触りになりますが、肌にぴったりと張り付いているため、肌の常在菌に影響し、バリア機能を低下させてしまうといわれています。また、肌にしっかりとくっついているため、クレンジング剤にも気を遣う必要があるのです。

 

合成ポリマーが肌にどのような影響を及ぼすのかを紹介します。

常在菌に悪影響を与えバリア機能が低下する

肌に存在している常在菌は、表皮ブドウ球菌やアクネ菌、黄色ブドウ球菌、マラセチア真菌などが代表的で、外的な刺激から肌を守ってくれたり、炎症を起こしたりします。

 

肌の表面や毛穴に存在しており、汗や皮脂をエサに肌のバリア機能を高めるグリセリンを生成したり、病原菌の増殖を防ぐために肌を弱酸性に保ったりしてくれています。

 

しかし、合成ポリマーにより肌が乾燥してしまうと肌はアルカリ性に傾いていき、常在菌が存在しにくくなってしまい、バリア機能が低下するのです。

 

出典:皮膚の常在菌とお肌のトラブル|町屋皮フ科クリニック
参照:http://www.machihifu.com/m-info/1499.html

インナードライや乾燥肌になる可能性がある

肌を覆い、しっとりとした感触を与えてくれるのが合成ポリマーです。しかし、肌の持っている保湿機能を損なわせるといわれており、角層内の水分が不足し乾燥してしまうインナードライや乾燥肌になってしまう可能性があります。

 

合成ポリマーがぴったりと肌の表面を覆うと皮脂の分泌がしにくくなり、水分を保つ力が弱くなってしまうからです。

合成ポリマー不使用のスキンケア

 

インナードライや乾燥肌になってしまうと外からの刺激に影響を受けやすくなるでしょう。

 

出典:乾燥肌|東京銀座の美容クリニック(内科・皮膚科)Gクリニック
参照:https://gclinic.jp/contents/onayami-kansohada.html

強いクレンジング剤で落とす必要がある

しっかりと肌についている合成ポリマーは、普通のクレンジング剤で落とすことは難しいです。そのため、強いクレンジング剤を使う必要があります。

 

一般的に、強いクレンジング剤は合成ポリマーを落とすだけでなく、皮脂も落としてしまうため、肌のバリア機能が損なわれてしまいます。

 

バリア機能が損なわれ、肌が乾燥してしまうと、しっとりした感触を得るために、再び合成ポリマーが含まれた化粧品を使ってしまうというループになってしまう可能性もあるでしょう。

 

出典:バッサのこだわり|WASSER(バッサ)公式通販サイト
参照:https://www.wassershop.jp//concept/

合成ポリマーはUV化粧品やクレンジングにも使われている

合成ポリマーは伸びを良くしたり、洗浄力を高める機能があるため、UV化粧品やクレンジングにも使われています。

 

UV化粧品には、日焼け止めの成分を肌から落ちにくくするために合成ポリマーが使用されていることも多いです。日焼け止めの効果を長時間持続させるには必要な効果ですが、落ちにくいということは肌に残りやすいということでもあるため、メイクオフする時には注意が必要です。

 

合成ポリマーには界面活性剤の働きがあり、クレンジング剤にも使用されています。強い洗浄力で化粧を落としてくれますが、同時に肌に必要な成分も落としてしまいます。

合成ポリマーが使われていない化粧品を見分ける方法

合成ポリマーが肌に良くないということはわかりましたが、化粧品を買う時にどのように見分ければよいのでしょうか。

 

成分表示には「合成ポリマー」とは表示されていないため、注意が必要です。「ポリクオタニウムー6」「ポリ酢酸ビニル」などの成分が入っていないかを確認して購入しましょう。

水溶性合成ポリマーとは?

合成ポリマーには水溶性合成ポリマーというものもあります。ヒアルロン酸やゼラチンなどのように水に溶け、高い粘度を持っていることが一般的で、ジェルのような高い粘度が必要なものに増粘剤として配合されています。

 

多くの水溶性合成ポリマーは合成ポリマーのように肌の常在菌に悪影響を与えないといわれているため、バリア機能を低下させることもないでしょう。

 

合成ポリマーと同じように水溶性合成ポリマー自体に毒性はなく、肌についたら落としにくいこともないため、安心して使うことができます。

水溶性合成ポリマーは界面活性剤なのか

水溶性合成ポリマーの一部は界面活性剤のような働きをするものもありますが、メカニズムは違うものです。

 

水溶性合成ポリマーの増粘効果は、乳化を安定させるため、界面活性剤の量を減らすことができます。また、水溶性合成ポリマーの働きが界面活性剤の効果を補ってくれるため、界面活性剤を使いたくないという人にとっては安心でしょう。

合成ポリマーが肌に及ぼす影響について理解しよう

合成ポリマーが肌に及ぼす影響について紹介しました。合成ポリマーを使用することで、つるつるしっとりとした肌触りになるため、肌をうるおわせてくれるように感じますが、肌への影響は少なくありません。

 

皮脂の分泌を妨げ、バリア機能を低下させる合成ポリマーが入っている化粧品を選んでしまわないように成分表示に気を付けて見るようにしましょう。

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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