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【専門家監修】化粧品で肌荒れが起こってしまう理由|買う前に成分を確認しよう

「長年使っている化粧品なのに肌が荒れた」
「新しい化粧品を試したら肌の調子が悪くなった」
このように、毎日化粧品を使う方は、肌に関する何らかの悩みをお持ちなのではないでしょうか。

 

本記事では、化粧品による肌荒れの症状や肌荒れが起こる理由について深堀りし、肌荒れを防ぐポイントや対策に加えて、クレンジングのコツについても紹介します。

 

この記事を読むことで、化粧品による肌トラブルの基本的な知識を理解できます。基本を知ることで、誤ったスキンケア方法の改善や、毎日使う化粧品の見直しにつながるでしょう。

 

化粧品による肌荒れに悩まされている方や、改善しようとしても時間がなくてなかなか見直しできなかったという方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

化粧品による肌荒れの症状は?

化粧品が肌に合わないと、乾燥や肌荒れの原因になることがあります。

 

そもそも、理想的な肌は弱酸性とされており、善玉菌が増えやすい環境です。しかし、洗顔後はアルカリ性になり、悪玉菌が増えやすい状態になります。すると、乾燥や肌荒れしやすくなるのです。

 

また、化粧品には酸化防止剤や合成界面活性剤、着色料などが含まれています。これらが肌に悪影響を及ぼすと、肌荒れを引き起こしてしまうでしょう。

 

出典:まさかの原因で肌荒れに!その改善方法とは?|WASSER(バッサ)公式通販サイト
参照:https://www.wassershop.jp//blog/article/-/1362/

化粧品で肌荒れが起こる場合に考えられる理由

化粧品で肌荒れが起こる場合、主に4つの理由が挙げられます。

 

ここでは、肌荒れの理由としてターンオーバーの乱れ、一次刺激性接触皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、肌のバリア機能の低下について詳しく解説します。

 

出典:ターンオーバーの乱れを正常にして美肌美人に!|美容皮膚科タカミクリニック (東京 表参道)
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/beautyskin/139065/

 

出典:かぶれ(接触性皮膚炎)の治療|吉岡皮膚科医院
参照:https://yoshiokahifuka.jp/%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%82%8C%EF%BC%88%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E6%80%A7%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%82%8E%EF%BC%89%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82

ターンオーバーが乱れている

肌荒れの理由の1つが、不適切なスキンケアでターンオーバーが乱れることです。

 

ターンオーバーとは、肌の細胞が生まれ変わる仕組みのことです。正常にターンオーバーがおこなわれるとすこやかな肌をキープできますが、不適切なスキンケアによりターンオーバーが乱れる場合があります。

 

また、生活リズムの乱れや加齢も、ターンオーバーの乱れに関係するでしょう。

 

出典:ターンオーバーの乱れを正常にして美肌美人に!|美容皮膚科タカミクリニック (東京 表参道)
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/beautyskin/139065/

一次刺激性接触皮膚炎の症状が出ている

アレルギーがなくても肌荒れになる理由として考えられるのが、一次刺激性接触皮膚炎です。

 

一次刺激性接触皮膚炎は、肌が油や石鹸など刺激の強い物質に触れることで皮膚が炎症を起こし、湿疹の原因となります。アレルギーを介さずに起こる炎症で、誰にでも発生しうる症状です。

 

出典:かぶれ(接触性皮膚炎)の治療|吉岡皮膚科医院
参照:https://yoshiokahifuka.jp/%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%82%8C%EF%BC%88%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E6%80%A7%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%82%8E%EF%BC%89%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82

アレルギー性接触皮膚炎になってしまっている

アレルギー性接触皮膚炎が理由で、肌荒れが起こる場合があります。

 

アレルギー性接触皮膚炎とは、化粧品などに対してアレルギー反応を起こし、皮膚の炎症やかゆみなどが発生した状態です。一次刺激性接触皮膚炎と違って誰にでも起こる症状ではなく、原因物質にアレルギーを持っている方のみに症状が出ます。

 

出典:かぶれ(接触性皮膚炎)の治療|吉岡皮膚科医院
参照:https://yoshiokahifuka.jp/%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%82%8C%EF%BC%88%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E6%80%A7%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%82%8E%EF%BC%89%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82

肌のバリア機能が弱まっている

化粧品で肌荒れが起こる場合、肌のバリア機能の低下も理由として考えられています。

 

肌のバリア機能とは、刺激物などが体に入るのを防ぎ、水分が蒸発しないようにしてくれることです。バリア機能が弱くなると水分が逃げて乾燥し、刺激物が侵入しやすくなります。そして、刺激物から体を守るために炎症を起こすことがあります。

 

肌の乾燥やかゆみ、敏感肌になっているなどの症状が見られたら、バリア機能が弱くなっている可能性があるでしょう。

 

出典:スキンケア① ~バリア機能って?~ | 上野駅前皮膚科・アレルギー科
参照:https://www.jimbocho-hifu.com/ueno/index.php?QBlog-20210213-1

化粧品による肌荒れを防ぐポイント

化粧品で肌荒れにならないように、これから紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。新しい化粧品を使う時に気をつけることや、普段の化粧品の使い方で心がけることを解説します。

パッチテストを忘れないようにする

化粧品を使い始める前にパッチテストをおこない、化粧品が肌に合っているかどうかを判断しましょう。

 

パッチテストには、化粧品のサンプルとテープを使います。化粧品を二の腕の内側などに塗り、テープで覆って2〜3日様子を見ます。塗った場所にかゆみなどが見られなければ、問題がないと言えます。

 

不安な場合は、かかりつけの皮膚科に相談しましょう。

 

出典:よくあるご質問|WASSER(バッサ)公式通販サイト
参照:https://www.wassershop.jp//faq/

買う前に成分を調べる

化粧品を購入する前に成分をチェックし、肌荒れやアレルギー反応を防ぎましょう。先述したように、合わない化粧品を使うと一次刺激性接触皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎が発生する場合があります。

 

例えば、「自然由来」とうたっていても、その成分が肌に合うとは限りません。「天然由来」という言葉は一見ナチュラルな印象を与えますが、化粧品の安全性や効果を証明するものではないのです。

 

広告のキャッチコピーで判断するのではなく、成分の詳細までチェックして判断しましょう。

 

元々アトピーや肌荒れなどの症状があり、皮膚科に通院している方は、担当医に気になる成分について相談しておくことをおすすめします。

 

出典:よくあるご質問|WASSER(バッサ)公式通販サイト
参照:https://www.wassershop.jp//faq/

なるべく肌をこすらないように使う

化粧品を使う際は、できるだけ肌をこすらないようにしましょう。

 

摩擦は、肌への強い刺激となります。タオルでこする、パフに力を入れてファンデーションを塗る、メイク落としの際に肌をこするといった日常的なスキンケアも刺激に含まれます。

 

刺激で肌のバリア機能が弱まると刺激に過敏な皮膚になり、化粧品を使うとかゆみなどを引き起こす場合があります。化粧品の選び方だけでなく、スキンケアの際の化粧品の使い方にも注意しましょう。

 

出典:皮膚科専門医によるスキンケア指導|日本橋いろどり皮ふ科クリニック|茅場町・日本橋
参照:https://www.irodori-hifuka.jp/skincare/

初めて使う場合は体調が良い時に使う

初めての化粧品は、体調が良い時に試しましょう。

 

体調が良くない時や季節の変わり目などで肌の状態が不安定な時、使い慣れない化粧品の刺激で肌荒れが起こる場合があります。また、肌が乾燥してバリア機能が低下している時も注意しましょう。

 

出典:皮膚の病気 / 09化粧品かぶれ|雑色皮フ科 大田区雑色で皮膚科・アレルギー科をお探しの方はこちら
参照:https://www.zoushikihifuka.com/disease_09.html

化粧品で肌荒れが起こった場合の対策は?

化粧品で肌荒れが起こったら、基本的には使用の中止をおすすめします。

 

ここでは、長期間使っている化粧品で症状が出た場合と初めて使う化粧品で症状が発生した場合に分けて、それぞれの対策方法について詳しく解説します。

長く使っていたもので突然症状が出た場合

長く使っていた化粧品で、突然肌荒れなどの症状が出た場合は一旦使用を中止して、治療に専念しましょう。

 

そもそも、どんな化粧品も肌には異物であることに変わりはありません。使い始めに症状が出なくても、異物が肌についている状態が継続すると、急に症状となって現れる場合があります。

 

肌荒れの症状が見られたら、まずは全ての化粧品の使用を中断して治療しましょう。どの化粧品が肌荒れの原因なのかを特定するために、一部ではなく全てをやめます。しっかりと治療すれば、一週間ほどで症状が落ち着く場合があります。

 

出典:お悩みQ&A|西宮市 甲風園の皮膚科 法貴皮膚科|にきび治療・紫外線治療 西宮北口駅近く
参照:https://www.hohki-hifuka.com/faq

初めての使用後すぐに症状が出た場合

化粧品を変えたら肌荒れが起こった場合など、初めての使用で症状が出たら、長く使っていた化粧品で症状が出た場合と同様に使用を中止しましょう。不安な場合は、かかりつけの皮膚科への相談をおすすめします。

 

しばらく使用を中止して、再び化粧をした時に同様の症状が出たら、化粧かぶれの可能性があります。その場合、先述したパッチテストを試し、症状の原因となっている化粧品を特定しましょう。皮膚が赤くなったら原因となる化粧品がわかります。

 

合わない化粧品を特定できたら、その化粧品の使用を中止しましょう。

 

出典:お悩みQ&A|西宮市 甲風園の皮膚科 法貴皮膚科|にきび治療・紫外線治療 西宮北口駅近く
参照:https://www.hohki-hifuka.com/faq

肌荒れを防ぐクレンジングのコツ

丁寧に優しくクレンジングすることが、肌荒れを防ぐコツです。

 

先述したように、肌をこすることは強い刺激になり、肌のバリア機能の低下を招きます。コットンにクレンジング剤をたっぷりと含ませて、優しく丁寧に拭き取りましょう。毛穴の黒ずみが気になる場合は、パックするようにやや長めに肌にのせてから拭き取ります。

 

クレンジングの後は石鹸などをしっかり泡立て、きめ細かい泡で洗顔しましょう。

 

出典:秋の肌トラブルを改善しリセット!|WASSER(バッサ)公式通販サイト
参照:https://www.wassershop.jp//blog/article/-/1633/

化粧品で肌荒れが起こる理由を知り自分に合った商品を選ぼう

化粧品で肌荒れが起こる理由は、ターンオーバーの乱れやアレルギー反応、肌のバリア機能の低下などさまざまです。理由をわからないままにして別の化粧品を使い始めると、肌の状態が悪化する場合があります。

 

まずは肌荒れが起こる理由を理解し、自分の肌に合った化粧品を使うようにしましょう。

 

敏感肌用の美容液ならWASSER(バッサ)がおすすめ!

監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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