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【専門家監修】あぶらとり紙はよくない?効果や正しい使い方を解説

「あぶらとり紙って肌によくないの?」
「あぶらとり紙の正しい使い方って?」
「あぶらとり紙を使うときに気を付けることは?」
あぶらとり紙が肌によくないという話を聞いたことはありますか。あぶらとり紙の効果をいまひとつ実感できないという人は、間違った使い方をしている可能性があるでしょう。

 

この記事では、あぶらとり紙の効果や正しい使用方法、あぶらとり紙を使うときの注意点について解説しています。さらに、あぶらとり紙の種類と、おすすめの肌質についても紹介しています。

 

《目次》

この記事を読めば、あぶらとり紙を使って皮脂を適切にコントロールする方法を知ることができるでしょう。

 

あぶらとり紙の正しい使い方を身に付けて、気になるテカリやメイク崩れの対策をしましょう。

あぶらとり紙は肌によくない?

あぶらとり紙は余分な皮脂を吸収させるために使うアイテムです。メイクをした後にも使用することができ、汗や皮脂で崩れてしまったメイクを直すときに、テカリを抑えるなどの用途で使われることもあります。

 

あぶらとり紙を使うと肌が乾燥してしまってよくないという説もありますが、実はあぶらとり紙は正しい使い方をすればよい効果が期待できます。

 

あぶらとり紙の効果や使い方のコツを知って、うまく皮脂のコントロールをしていきましょう。

あぶらとり紙の効果

あぶらとり紙には汗や皮脂を吸収する機能があり、適切に使えば過剰に分泌された皮脂によるトラブルを防ぐことにつながります。

 

皮脂によって引き起こされるトラブルと、あぶらとり紙の効果について2つの事例を紹介します。

ニキビ対策に効果がある

ニキビができる原因は主に3つあり、毛穴の詰まり、過剰な皮脂の分泌、アクネ菌の増殖といったものが挙げられます。

 

皮脂が多すぎると毛穴に皮脂が詰まってニキビができやすくなります。そのため、ニキビができるのを防ぐ方法の1つとして、余分な皮脂をあぶらとり紙で取り除くのがおすすめです。

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過剰に分泌された皮脂を放っておくと酸化してしまうこともあるため、ベタつきやテカリが気になる部分はあぶらとり紙で優しく押さえましょう。

 

出典:ニキビとは、原因、症状、治療など|新宿駅前クリニック
参照:https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info/hihuka/nikibi.html

毛穴悩みに効果がある

毛穴トラブルの中には、皮脂によって引き起こされるものがあります。例えば、肌が乾燥すると皮脂の分泌が過剰になって、毛穴に角栓が詰まりやすくなります。

→ 肌乾燥を防ぐスキンケアはこちら

 

皮脂にメイクやホコリなどが混ざってできた角栓は、そのままにしておくと酸化して黒ずみになる場合があるでしょう。

 

そして、過剰な皮脂によって毛穴が開いてくると、毛穴が大きく目立つようになります。このような毛穴トラブルの対策として、あぶらとり紙で余分な皮脂を取り除くことを取り入れてみてもよいでしょう。

 

出典:毛穴トラブルのケアと治療|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pore/139039/

あぶらとり紙の正しい使い方

あぶらとり紙には正しい使い方があるのをご存じでしょうか。使い方が悪いと、あぶらとり紙の本来のメリットを感じられなかったり、逆効果になってしまったりする恐れもあります。

 

あぶらとり紙を使うときは、ここで解説する正しい使用方法を参考にしてください。

指で優しくそっと押さえて使う

あぶらとり紙を使う際は、指で優しく押さえるのがポイントです。あぶらとり紙を強く押しつけても、皮脂がたくさん取れるわけではありません。

 

また、こするように使うのも肌によくない影響を与えることになります。紙を肌にすべらせるのではなく、ポンポンと軽く当てるようにして皮脂を取っていきましょう。

あご・Tゾーン・まぶた・眉毛へ使う

顔の中で特に皮脂が出やすいのは、額や鼻などの部分です。皮脂の分泌が過剰になるとニキビができる原因にもなるため、あぶらとり紙を使ってTゾーンの余分な皮脂を拭き取りましょう。

 

また、あごや眉毛、まぶたも皮脂の影響でメイクが浮いて崩れやすい部分です。鏡を見てテカリが気になったら、あぶらとり紙で皮脂や汗を押さえましょう。

 

出典:皮脂が多い原因や対策は|医療法人天真会 藤野クリニック
参照:https://fukuoka-fujino.com/column/archive/5216

使うタイミングや頻度に注意して使う

あぶらとり紙をあまり頻繁に使用するのはよくないでしょう。皮脂を取りすぎると、かえって過剰に皮脂が分泌されるようになり肌がベタベタしてきます。

 

テカリやベタつきが気になるときだけ、あぶらとり紙で皮脂を取るようにしましょう。

 

出典:顔が油っぽい原因は?対策はあるの?|プライベートスキンクリニック
参照:https://private-skin.clinic/dr_blog/anti-aging/06/

裏表をしっかりチェックしてから使う

実はあぶらとり紙には裏と表があり、使う際は裏表をチェックしてから肌に当てることをおすすめします。

 

皮脂を取るために使用するのはザラザラとした感触のある表面で、裏面はツルツルしています。製品によっては表と裏が同じ仕様になっているものもあり、その場合はどちらの面を使用しても大丈夫です。

保湿や肌荒れ対策もしながら使う

脂っぽくベタつきやすい肌の人はあぶらとり紙で余分な皮脂を取り除くことも大切ですが、それとあわせて保湿もしっかり行っていきましょう。

 

なぜかというと、肌が乾燥すると逆に皮脂が過剰に分泌されるからです。乾燥と過剰な皮脂分泌を繰り返すと肌の調子も悪くなりやすいため、十分に保湿して肌をうるおった状態にしておきましょう。

 

出典:毛穴トラブルのケアと治療|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pore/139039/

脂性肌におすすめの化粧水

あぶらとり紙を使うときに気を付けること

あぶらとり紙の正しい使い方についてお伝えしましたが、ここからはあぶらとり紙を使うときの注意点を紹介していきます。誤った使い方で肌によくない影響を与えないよう、注意事項をよく確認しましょう。

ゴシゴシとこするようにして使わない

たくさん皮脂を吸収させようと思って、あぶらとり紙でゴシゴシと肌をこするのはやめましょう。摩擦は肌荒れや乾燥、くすみの原因になることがあり、肌にとってよくありません。

 

あぶらとり紙を使うコツは、優しく押さえるようにして肌に当てることです。

 

出典:いつものお手入れが摩擦の原因に!?|美容皮膚科姫路メディカルクリニック
参照:https://himeji-biyou.com/column/staff-blog/archive/5751

肌に叩きつけて使わない

ゴシゴシこするのと同様に、あぶらとり紙を叩きつけるようにして使うのも肌に刺激を与えることになります。そっと押さえるだけでも皮脂は十分に取れるため、叩くような当て方は避けましょう。

使うときに何枚も使わない

1度に何枚もあぶらとり紙を使用すると、皮脂の取りすぎになる可能性があります。皮脂を取りすぎることは肌を乾燥させ、さらに皮脂が過剰に分泌されることにつながるでしょう。

 

あぶらとり紙は1度にたくさん使わないようにして、皮脂の量を適切にコントロールしましょう。

 

出典:顔が油っぽい原因は?対策はあるの?|プライベートスキンクリニック
参照:https://private-skin.clinic/dr_blog/anti-aging/06/

あぶらとり紙の種類

あぶらとり紙にはいくつか種類があり、使われている素材などによって違いがあります。代表的な2つのタイプを紹介するため、自分の肌質に合ったものを探すときの参考にしてください。

フィルムタイプ

フィルムタイプのあぶらとり紙は、汗や皮脂の吸収力に優れているのが特徴です。やわらかく肌にフィットする質感で、気になる皮脂をサッと取り除くことができます。

 

特に皮脂が多く脂っぽさに悩んでいる人があぶらとり紙を使う場合は、フィルムタイプが使いやすいでしょう。

和紙タイプ

和紙で作られたあぶらとり紙は、程よく油分を残しつつ余分な皮脂を吸収してくれます。皮脂を取りすぎないため、乾燥しがちな肌の人は和紙タイプのあぶらとり紙を使用するとよいでしょう。

あぶらとり紙を正しく使おう

肌によくないと言われることの多いあぶらとり紙ですが、正しい使い方をすれば皮脂をコントロールでき、テカリやメイク崩れを防いでくれるアイテムです。

 

あぶらとり紙を使うときは、この記事で解説したポイントを押さえて適切に使用しましょう。

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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